猫よ、君も見たか。

〜ニシガヤゲンイチ、かく語りき〜
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ああどうかぼくにも。


夜道をつるつる歩いていたらそこここで蛙がないていた。
きっとあなたは知らないだろうが、
東京にだって蛙がいるんだぜ。

春とはいえ夜風はまだ少し冷たい。
だからといって家にいつまでも籠っているわけにはいかない。
目を凝らし耳をそばだて、
そして闇をかき分けるように歩いていたら、
ああ闇が怖くなくなったよ。

ふと見上げた空には星なんか見えない。
東京の夜空に星なんかほとんど見えない。
でも東京の夜は好きなんだ。
星が見えないのなら、想像すればよいだけの話。
あの雲の向こう側へセンチメンタルに想いを馳せたりはしないけれど、
ひとつぐらい星に願いをかけましょか。
ああどうかぼくにもよろしく、ああどうか。

桜のつぼみが膨らみはじめていた。
恥じらうこともなく都会の真ん中で
 
| 西ヶ谷源市/ニシガヤゲンイチ | かえる 蛙 カエル | 23:50 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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