2009.07.29 Wednesday
エボニーとアイボリー
「ピアノ」ってヤツは、どこまでも温かく、どこまでも冷たい。
そんな楽器だ。
凛とした佇まい。
優しい音、厳しい音。
時に荒々しく、時にしっとりと。
きっとどんな「色」も「風景」も描くことが出来る。
そんな楽器だ。
ここまで演奏者の「人となり」がそのまま出る楽器は他に無いんじゃないかな。
そりゃあさ、どんな楽器もそうなのかもしれないけれど、
そんな気がします。
気分だったり、精神状態だったり、そのひとの「景色」を魅せてくれる。
こんな過激な楽器が他にあるだろうか。
だから時々弾くのが怖くなる。
だからまた弾きたくなってしまう。
ぼくの頭の中は “白鍵と黒鍵” で埋め尽くされてしまっています。
ふたりとも主としてピアノを弾く訳じゃないけれど、
彼らの弾くピアノもまた絶妙なんだ。
間(ま)が素晴らしいのだ。
ぼくも彼らのようなそんな「感性」でピアノが弾きたい、と思う。
イヤ、イツカ弾イテミセマス。